コンタミ検査工程では、異物付着が厳禁となる食品用途や医薬用途、更に光学樹脂用途などにご使用される製品については、コンタミ検査を実施しています。専用のコンタミ検査室において、検査担当者は帯電防止検査服を着用し、製品をブロアーで膨らませ、内外部をクリーナーなどを用いてクリーニングし、その後、内外部を目視にて確認いたします。特に厳しいご要望のある製品については、この作業を2回行う場合もあります。
また、通常この様な異物付着が厳禁となる製品につきましては、内袋を具備します。
上記コンタミ検査が終了した製品に内袋としてポリエチレン製内袋やアルミ複合ラミネートフィルム製内袋を挿入します。コンタミ製品に使用する内袋には、無添加グレード樹脂を使用するなど、細心の注意を払っております。
Factory
日本国内工場
直轄工場として、20年以上フレキシブルクロスコンテナを製造してきました。
永年の経験と培ってきた技術で、スタンダード品は勿論の事、複雑な縫製が必要なフレキシブルクロスコンテナの製造も可能です。
精米、合成樹脂、医薬用等の異物混入の対策が必要な製品の実績も多数ございます。
製造工程
Process
01. 裁断工程
フレキシブルクロスコンテナのメイン材料であるPP製織布やPE製織布ならびに副資材となるPP製ベルトや各種ロープ・各種テープなどは、最初に裁断工程に持ち込まれ、それぞれの製品規格に基づいて適切なサイズに裁断されます。
異物混入対策の一環として、使用材料へのヒートカット裁断を行い、裁断面からの解れを防止します。また、裁断が済んだ製品は、それぞれの製品規格に基づいてマーキングを行います。
マーキング作業は、後工程での作業に必要となる重要な作業です。
02. 印刷工程
印刷には、原則としてフレキソインキを使用して、印刷機による凸版印刷方式か切り込み印刷版を使用した手刷り印刷方式で行います。内容により特殊タイプのインキを使用する場合もあります。
凸版印刷方式では、多色印刷も可能ですが、手刷り印刷方式の場合は、さらに多くの色での印刷が可能です。また、BAG NO.を印刷することも可能です。
日本国内工場では、細やかな対応が可能となっています。
03. 縫製工程
工業用/厚物用ミシンを用いて、成形縫製を行います。縫糸端処理から縫糸端の長さまで社内基準に沿って管理しています。縫糸端をカットした糸屑の処理には、特に注意を払い、異物混入にならない様に社内標準に基づいた管理を行っています。
04-1. 検査工程
製品の外観検査(傷・汚れ・異物付着等)に始まり、縫製状態(ステッチの状態・縫製位置など)ならびに縫糸端の状態まで1袋ずつ全数にわたり検査をします。
※ステッチ・・・縫製などにおける縫い目
04-2. コンタミ検査
異物付着が厳禁となる食品用途や医薬用途、更に光学樹脂用途などに使用する製品につきましてはコンタミ検査を実施しています。
詳しくは品質管理をご参照ください。
05. 梱包工程
検査に合格した製品を社内基準に基づいて、お客様のご要望に応じた形に畳み込みます。当社ではお客様へ納入後、保管時に製品を一目で判別できるように5色の梱包バンドを用意しております。ご希望の色をご指定下さい。
なお、異物付着や虫の侵入が厳禁となる高品位製品につきましては、梱包紙で包む前に製品をポリ袋に入れて封緘した上で、梱包紙にて包装を行います。
梱包数:5袋・10袋
梱包紙:クラフト紙・PE製クロス
梱包バンド:PP製
梱包バンド色数:5色 (赤・青・緑・黄・白)
品質管理
Quality
安全性・耐久性を求めて厳しいテスト・品質管理を行っています。